Discontroled Garaxy[MIM]
※この記事は、あなたのボルテ人生に多大な悪影響を及ぼす可能性がございます。縦認識が苦手な方、純粋にボルテというゲームが大好きな方、クリアやスコア詰めに行き詰まりこれ以上癖を付けたくない方は、覚悟を持って読み進めるようにお願いします。この記事を読むことで発生したいかなる問題に対しても、当サークル及び筆者は一切の責任を負いません。
どうも、京音所属のコンガリオンです。
こちらは、KUOC局所難AdventCalendarの寄稿記事となっております。
???「――ここから先は、『そういう』世界ッスよ。さあ、行きましょーか!」
という訳で、私が紹介するのはこちらの楽曲です。
SOUND VOLTEX収録楽曲
BPM161でありながら、その譜面はLv.19最難関であることでお馴染み
Discontroled GaraxyのMAXIUM譜面でございます!!
今はもう、登場してから2年以上経ってるんですね……。ですが、この譜面を真面目に研究して公の場に載せてる場所って、あまり見たことがなかったんですよね。そこで、僭越ながら私が筆を執った次第でございます。
知ってる方は、譜面の確認程度に。
知らない方は、譜面の魅力にハマっていただけたらと思います。
それではDiscontroled Garaxyの譜面を見ていき――
え、なんか違う? 違和感がある、ですか?
…………。
…………。
…………はい、実はその通りでございます。
正しくは『Dyscontrolled Galaxy』ですね。スペル「ミス」でございます。
作曲者様、ボルテ運営の方々、閲覧者の皆様、大変申し訳ありません。
では茶番はここまでにして、この記事で扱う本当のテーマを発表しましょう。
それは……
Dyscontrolled Galaxy[MXM]
配置ミス(?)まとめ です!
実はこの譜面、納期寸前で作ったのか、配置ミスと思しき箇所がメチャクチャ多いんですよ。実際の音から外れたところにあるノーツや、前後と揃っていない配置など、その種類は多岐にわたります。
しかもこの譜面が凄いのは、現在までミスが修正されないところでございます。譜面が公開されてから2年半経過しているのにも関わらず、現在に至るまで(多分)一切の修正がされないまま残っている譜面なんですね。恐らく、今後も修正されない可能性が高いでしょう。
私たちプレイヤーは、その「配置ミスばかりの譜面」を捌かなくてはならないという、極めて理不尽なゲームをしている訳でございます。
しかし、音通りではなく譜面通りに叩かなければ、スコアは出せません。高スコアを出そうと思ったら、配置ミスについても深く研究する必要があるのです。
なのでここでは、「配置ミスを中心に」この譜面の研究をやっていこうと思います。
メジャーなものからマイナーなもの、人によって自然か不自然か分かれるものなど、様々なものを可能な限り集めました!
役立つ情報一切なし!
癖がつくこと間違いなし!
百害あって一利なしで、お送りいたします。お付き合いよろしくお願いします!!!
(配置ミスらしき箇所をなるべく集めましたが、譜面制作者が実際に何を思って配置したのかというのは、もちろん制作者にしか分かりません。あくまで個人的な主観によるピックアップです。当時の譜面制作現場に想いを馳せつつ軽い気持ちで楽しんで頂ければ、と思います)
※やってることは譜面の粗探しです。純粋な気持ちでゲームを楽しみたい方、譜面に癖を付けたくない方は、すぐにブラウザバックすることをお勧めします。マジで後悔するぞ。
それではやっていきましょう。
――Here we go, Dyscontrolled Galaxy!!
全体の譜面画像は、コチラ!
背景のニアノアかわいい。
さて肝心の譜面ですが……これでもかってくらい、24分や32分が詰め込まれてますよね。リズムを取るだけで大変な作業だったと思われます。譜面制作者さん、お疲れさまでした。
以降、小節数はこの画像のものを使うので、適宜確認お願いします。
順番に見ていきましょう!
・1小節~8小節
早速24分でジャブ、にしても速い。流石にここで配置ミスはしないでしょう。
・9小節~12小節
ここからもう32分をしっかり拾ってますね。配置は単純ですが、直角への移行がかなり厳しいです。BPM161の付点16分なので、BPM241.5の8分と同じ速さ。数字にしてみると意外と厳しいですよね。意識するとできなくなります。
《配置ミスその1:ロング始点のズレ》
発見難易度 :★★☆☆☆
プレイへの影響:★☆☆☆☆
記念すべき最初の配置ミスは、ここのRロングとなっております。そういう音をしている訳でもないし、8分ずつ掛かっている方が自然ですよね。後述しますが、同じリズムを刻んでいるであろう50小節目では、8分ずつエフェクトが掛かっています。どうしてこうなった……。
その前の直角が忙しいので、露骨にズレてる割には気付きにくいところでもあります。
始点が奥にズレてるので、早入りするとエラーになってしまう……と思うかもですが、配置ミスのせいでノーツがなくなってるので、押さなくてもスコアに影響はありません。プレイへの影響はほとんどないのですが、この配置ミスのせいで総ノーツ数が1減ってると考えると、いたたまれない気持ちにもなります。
・13小節~17小節
今度はFXの16分縦連で32分を演出しています。螺旋は人類であれば繋がりません。
17小節目に掛かってるエフェクトのせいで "Dyscontrolled Galaxy!!" が全く聞こえない。ちょっと面白い。
・18小節~21小節
右手がブラック企業に勤めてるようなので、酷使してあげましょう。右手でAに出張してそこでも縦連するという働きっぷり。やりがいを感じます。
・22小節~25小節
混フレ縦連、ドラムマニアっぽさある。
《ミスっぽいけどミスじゃないかもしれない配置:16分移行縦連》
発見難易度 :★★★☆☆
プレイへの影響:★★☆☆☆
配置ミスとまではいえませんが、実は最初から16分移行があったりします。もう1個の16分移行がインパクト強いので、こっちはあまり目立たないがち。すぐ混フレ縦連に入るので、実は難しいんですけどね。縦連の音が下がっていくように配置していたら仕方なくできてしまった配置、と捉えるのが良さそうです。
《ミスっぽいけどミスじゃないかもしれない配置:謎のズレ》
発見難易度 :★☆☆☆☆
プレイへの影響:★★★★☆
謎の微ズレ。音を拾ってる感じはするのですが……。ズレのせいで光らせるのがめちゃくちゃ難しい。というか光ったことはありません。ズレを意識せず8分に近似して押した方が良いのかなあ。
・26小節~33小節
ディスコンをディスコンたらしめる配置です。めちゃくちゃ難しいですよね。
放置レーザーが抜けて大量失点した人や、リズムが分からずにニア量産する人、どちらも多いと思います。
が、ここの攻略は記事の趣旨ではないので、省略させていただきます。
時々入る24分の階段なのですが、実はここ、音は32分で鳴っているんですよね。リズムより直角を難しくしよう、という計らいで24分にしているのでしょう。譜面制作者の良心が伝わってきます。
ここは16分での移行があったはず……なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ゲーム上では最初からこの配置です。
驚きの雑さ。合作譜面での担当者切り替わり地点みたい。譜面制作者、もしかして多重人格?
・34小節~38小節
さあディスコン配置です。この縦連に散々苦しめられているプレイヤーも多くいることでしょう。細かく見ていきます。
ここは音が32分刻みで「デデデッデッ」と鳴っています。ここでゴミ付き縦連になっている配置は、全てこのリズムのはずです。縦連のゴミを見ると、34,35小節ではBかCに、36,37小節ではAかDに配置しているようです。そのことを念頭に入れて、よくよく眺めてみてください。
《配置ミスその2:ゴミ付き縦連、ゴミがズレる》
発見難易度 :★★★★☆
プレイへの影響:★★★★★
Dyscontrolled Galaxy[MXM]の数ある配置ミスの中でも、飛び抜けてプレイに影響を及ぼしてしまうのが、この配置です。本来は「デデデッデッ」であるはずの配置が、このパーツだけ「デッデデデッ」というように、BTが奥にズレてしまっているのです。難しい配置の中に紛れ込んでくるので、生半可な地力では気付くことすらないという鬼畜っぷり。
リズム覚えて押す都合上、早押しになってしまいやすいのに、ズレは奥へと16分1つ分。ニア判定になるには十分です。
ただ、直前のR縦連からの猶予ができているので、譜面の難しさだけで見ると若干簡単になっているようです。知っていれば対策できるのかもしれません。配置ミスのせいで易化している譜面もなかなかに珍しい。
PUCに近いスコアまで粘着してる方々は、どういう気持ちでこの配置を叩いているのでしょうか。量りかねます。
《配置ミスその3:ゴミ付き縦連、ゴミがズレる》
発見難易度 :★★★★★
プレイへの影響:★★☆☆☆
しかもよく譜面を見てみると、36小節4拍目直前のゴミがBになってますね。
前半2小節は内側、後半2小節は外側、というように統一してるはずなのに、ここだけAではなくBなんです。これ、気付くと物凄く気持ち悪くないですか?
さっきのは縦にズレている配置ミスですが、こっちは横にズレている配置ミスかと思われます。
腕押しのリズムは変わらないので、極端に難易度が変わったりはしてませんね。ノーツの配置が近い分、ちょっと認識しやすくなっているくらいでしょう。
《ミスっぽいけどミスじゃないかもしれない配置:縦連から始まる大宇宙》
発見難易度 :★★☆☆☆
プレイへの影響:★★★★☆
難しいなあと思ってたら、FX付き大宇宙が縦連の方から始まってた件。
なんか、モヤモヤしますよね。逆の方が5000兆倍押しやすいでしょうに。ハード狙いでは、特に気を付けるべき場所です。
とはいえ、ここまでの縦連の流れからR縦連になるのは自然なので、ミスとまではいかないでしょう。めちゃくちゃ難しいしモヤモヤするのですが、これはそういう譜面として認識すべきですかね。
・39小節~46小節
39小節の音付きFXチップでちょうど1000ノーツなのが面白い。そこまで繋げられる人ほとんといないけど。
ここは癒しを感じましょう。後半もたっぷり発狂が待ってるので。
ところでこれは余談なのですが、右人差し指をBに固定し、そこをピボットとして手を動かせば、任意のボタンに指が届きますよね。譜面ではC,D,Rにしかノーツがありませんが、他のボタンを押す指は残ってるんですよね。新たな片手譜面の到来を感じさせます。今後登場するかもしれません。
・47小節~55小節
前半の配置にちょっと変化を加えた程度なので、語ることはほとんどないでしょう。
やはり、50小節のロングは8分ずつになっています。ますます12小節のロングが怪奇現象に見えてくる……。
・56小節~63小節
長い長い前半の発狂を通り抜けて、ようやくサビに辿り着きました。これまでずっと不可解なリズムや32分のバスばかり叩いてきましたが、ここからはようやく気持ち良い混フレ譜面になるのです。押しやすい譜面が続き、開放感に浸ることができます。サビに入った時の気持ちよさは、数あるボルテ収録楽曲の中でもかなりの上位に食い込むことでしょう。曲の魅力が最大限に引き出され、エフェクターの腕前を感じさせます。
ですが誠に残念なことに、サビにも配置ミスがございます。譜面の楽しさに水を差すようですが、指摘していきましょう。
さて、ここの鍵盤ですが、音取りが怪しい場所は色々と見つかるんですよね。でも、意図的に抜いている場合も考えられます。ミスでもないような部分も多々あるので、ここでは不自然さが際立っている配置を2つだけ紹介させていただきます。
《配置ミスその4:そこに主旋律の音はない》
発見難易度 :★★★★☆
プレイへの影響:★★☆☆☆
画像のA鍵盤のところです。この地帯ではFXでバス、BTでメロディーを担当しています。他の混合フレーズにもよく見られる王道混フレ配置ですよね。
しかし56小節と60小節の4拍目では、バスしか鳴ってないように聞こえるのは私だけでしょうか。同時押しで白鍵盤がくっついてるのが不思議でなりません。
《配置ミスその5:神隠しノーツ》
発見難易度 :★★☆☆☆
プレイへの影響:★☆☆☆☆
劇的ビフォーアフター。なんということでしょう。同じ音なのに後半ではノーツ自体が抜かれているではありませんか。
こちらは譜面画像だと一目瞭然ですね。実際に気付いてからプレーしてみると、ここだけ右手に暇な時間ができて違和感ありまくりでした。
《ミスっぽいけどミスじゃないかもしれない配置:謎のズレ》
発見難易度 :★★★☆☆
プレイへの影響:★★☆☆☆
サビを演奏するときはここに意識しましょう。
一瞬で癖が付きます。
というか、このRだけ4分間隔じゃないんですよね。それっぽく聞こえなくもないので、ミス……と断定はできませんが、3拍目頭から始まる2連バスのつもりで置いてる可能性があります。怪しい配置です。
・64小節~67小節
FXでバスを刻んでいたのが、今度は直角に代わっています。大胆にレーン外にはみ出し、前の混フレから更に盛り上がる配置になっています。この辺りを見ると、譜面構成の上手さを感じますね。
《配置ミスその6:しれっと16分移行》
発見難易度 :★★★☆☆
プレイへの影響:★★★☆☆
なんやねんお前。凄くナチュラルに、鍵盤からつまみへの16分移行が置かれています。しかも直角。鍵盤配置に変化を付けたかった結果発生してしまったのでしょうか。
このBPMでの16分移行は他の譜面でもそうそう見るものではないので、ここでは配置ミスに分類しておきます。ただ「8分移行ばかりなのもアレなので」みたいな意図で置いてる可能性は無きにしもあらず。
・68小節~71小節
クリア段階やΩDimensionでの解禁挑戦段階だと、ここの対策も重要になってきます。同時押しでミスったときのゲージの減りはエグいですからね。
ここは譜面の中でも、かなり覚えやすい配置になってます。例に漏れずミスらしいミスはないので省略。対策は各自で頑張ってください。
・72小節~79小節
バスを鍵盤で刻んでメロディをつまみで拾うという、逆張り配置。前半はBT2個押しと両FXしかないけれど、後半は桂馬押しも絡んでくる。やはり譜面の盛り上げ方が上手い。こういうところは個人的にめちゃくちゃ好きなんですよ。
20になったとしても最難関クラスの配置。32分から直接縦連へ入り、BT階段という形でしか出てこなかった32分4連打は、ここだと拍頭からズレて登場しています。抜けもFXロングと24分。人の心がない。
ここだけは、どう考えても19というレベルではありません。難易度がミスです。
・80小節~83小節
2度目のディスコン配置です。ラストということもあり、縦連のボタン数が増え、直角も更に外側に飛び出しています。気合で叩きましょう。
とはいえ、ここも前半の配置にちょっと変化を加えた程度です。今度はBTで縦連を刻んでFXでゴミを担当しています。変化といっても後半のBTが2個押しになってるくらいなので、ミスらしいミスもないでしょう。語ることはほとんどな――
《配置ミスその7:プレイヤーに向かってその16分はなんだ》
発見難易度 :★☆☆☆☆
プレイへの影響:★★★☆☆
えぇ……(困惑)
前半の16分ズレてるやつと違って、こっちは同時押しになってますね。そのおかげなのか、認識できてしまった時の違和感がとんでもないことになっています。テストプレー時に気付いてほしい。
こっちは32分ズレてるだけなので、プレイへの影響が軽減されてます(そう思いたい)。ただ、不快感がめちゃくちゃ強いですね。このパーツは全てのノーツが16分間隔で置かれているので、32分の音が台無しです。
《配置ミスその8:ゴミ付き縦連、ゴミがズレる》
発見難易度 :★★★★☆
プレイへの影響:★★★★★★
またやらかしたのか……。
《配置ミスその2》と全く同じミスです。しかも、前半と後半で配置ミスになっている場所が違うのが、特にヤバい。叩くリズム自体が変わっているので、一個覚えてどうにかなる問題じゃなくなっております。PUC狙ってる人たちって、こういうところも研究してるんですかね。見えないところの努力がなんとなく伝わってきます。
尚、星による評価ですが、前半より詰まってるノーツが多いのと前半で叩いたリズムと違うということで、プレイへの影響を加味しました。なんと星6つ。5段階評価しようと思っていたのに限界突破です。おめでとうございます。
ついでに言うと、81小節の後半の縦連だけAとDに行くのは仕様なのでしょうか?
《ミスっぽいけどミスじゃないかもしれない配置:急にデレる大宇宙》
ちなみに後半の締め大宇宙には、縦連側から始まらないという配慮が見えます。
じゃあなぜ前半は縦連側から始まっていたのか。もしかして、ツンデレというやつか……?
今回の宿題にしましょう。
・84小節~87小節
アウトロのレーザー。最後までエフェクトや配置も考えられてて、素晴らしい譜面です。ΩDimensionでゲージを保ったままここまでたどり着いた時の達成感は、それはもう言葉では言い表せないものでしょう。
曲の余韻に浸っていると、リザルトが表示されます。次第に配置ミスのことなどどうでもよくなって、打鍵感の気持ちよさに脳を支配されていくでしょう。最終的には、楽しさだけが残るはずです。
いかがでしたか? 超高難易度曲ディスコンには、これだけミスと思しき配置があるんですね。このうちどれだけが本当のミスなのか、今後修正されるかは分かりません。謎のままです!!!
制作者も人間です。自分はこの譜面の様々なミスを知って、譜面を嫌うのではなく逆に制作者の人間性を感じました。今後も配置ミスと付き合いながら、スコア詰めしていきたいと思いました!! それではまた!
と、このようにまとめ記事でありがちな感じに締めくくってみましたが……。
まだモヤモヤしませんか?
モヤりませんか?
モヤッとボール投げたくなりませんか?
そうです。まだ終わってません。
重大な点を見落としてませんか?
読み終えた感に浸ってないで、ちょっと譜面をよく見返してみましょう。宿題の答えです。配置をよく見比べてください。
なんか、おかしくありませんか?
この画像、何か違和感に気付きませんか?
答えは下にあります。スクロールする前に、自分で探してみてください。
では、答えです。
《配置ミスその9:アハ体験》
発見難易度 :★★★★☆
プレイへの影響:★★☆☆☆
気付きましたでしょうか。実は82小節のところで、右手で縦連した直後なのに赤直角が置かれているんですよね。ここだけ、縦連した腕を直接つまみに持っていくという配置になっているんです。
ここで左右が入れ替わってしまった結果、とんでもないことが起こってます。
この配置ミスを最後に持ってきた理由、お分かり頂けたでしょうか。
元々、縦連を押す腕が鏡になるようにして配置されていたのが、この配置ミス以降、全て元通りになってしまったんです。82小節から83小節にかけての配置全てがミスと化してしまったのです。
ところで、画像上部のチップ付き大宇宙配置を見てください。左列では抜けの大宇宙が縦連側から、右列では抜けの大宇宙が縦連じゃない側から、始まってます。そこで帳尻を合わせて、元の鏡配置に戻している訳です。モヤモヤの正体はやはり配置ミスでした。
しかも、ここで更に、とんでもない問題が発生しております。
配置ミスしすぎた結果、譜面の修正が不可能になってるんです。
37小節の大宇宙への入りを修正するのであれば、大宇宙の向きが同じになってしまいます。82,83小節を修正してしまうと、今度はチップ付き大宇宙が常に縦連の方から始まってしまいます。
両方修正すると、今度はチップ付き大宇宙からの配置を両方変えなくてはいけなくなります。つまみの色も全て逆となり、修正はこの部分だけの話ではなくなってしまいます。
小さな配置ミスたちが重なった結果、もう小手先の修正ではどうにもなりません。ちょっと16分手前にずらせばいい、消えたノーツを足せばいい、みたいな修正では全然足りないんです。
未だに修正されない理由が、なんとなく分かった気がします。
Dyscontrolled Galaxyの配置ミス(だと思ったもの)の紹介は、以上となります。
数字をつけたものだけでも9つ。そのうちほとんどが特徴的な縦連地帯にあります。1つの譜面にしてはあまりに多い数です。数多くのミスがあり、めちゃくちゃ難易度が高く、プレイヤーを苦しめ続けてきた譜面です。
それでも、24分や32分を駆使した譜面の表現や、どんどん盛り上がっていく譜面の展開作りは、この譜面の大きな魅力でもあります。譜面の引き出しが広くなければ、この曲の複雑な音から新たな配置は生み出されなかったでしょう。譜面が憎まれながらも愛されてきたのは、譜面制作者の実力でもあります。
それらを踏まえた上で、これからもディスコンのスコアを詰めていきたいですね。
少しでもこの記事が、あなたの音ゲー人生の支えになれば、幸いです。
そして、この記事でディスコンに癖をつけて頂ければ、執筆者冥利に尽きます。
長々とディスコンをディスってきましたが、これ程の長文を最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!
出典 SDVX譜面保管所 様
Dyscontrolled Galaxy[MXM]の譜面はコチラ!
文責 コンガリオン
P.S.
書いてるときずっと、記事タイトルをDiscounted Galaxyに空目してた。安そう。